日本におけるES細胞研究の現状
明日10日、キム・ヒョプヤン先生によるES細胞研究をめぐる講演がありますが、日本における、これまでの経緯と現状を知るためには、次の本がきわめて有益です。
島薗進『いのちの始まりの生命倫理――受精卵・クローン胚の作成・利用は認められるか』春秋社、2006年。
出版されたばかりの本です。島薗先生(東京大学)は宗教学を専門とされていますが、国の生命倫理専門調査会のメンバーとして、ES細胞研究のあり方について審議してこられ、上記の本はその経緯をまとめられたものです。細かい議論もたくさんありますが、良質のドキュメンタリー番組を見たような充足感を与えてくれます。
さらに言えば、危機感を喚起してくれる書でもあります。というのも、ES細胞研究の承認を強引に取り付けた内幕も描かれており、そうした結論の出し方に反対して提出された「共同意見書」(対案)の執筆者の一人が島薗先生だからです。
この一件については、昨年7月に新聞報道を見ながら、強引な幕引きだな、という印象を持っていましたが、どのような内部事情があったのかを上記書物は教えてくれます。
「あとがき」の最後にある島薗先生の言葉「今後の日本の国レベルでの生命倫理の審議は、いわば一から出直しといういうべきところにある」は、思い意味を持っています。
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今朝の朝日朝刊にヴォーリズ建築についての記事が出ていました。
ヴォーリズは同志社にはたくさんありますよね。アーモスト館や啓明館、致遠館など。
ちなみにわたしは昔、左京区の北白川、ではないのですが近くに住んでいたので、新聞に写真が出ている駒井邸はよく知っています(中にはいったことはありませんが)。
ヴォーリズといえば、滋賀県の小学校の校舎取り壊しが騒ぎになりましたけど、貴重な文化遺産として、残していってもらいたいと思います。
投稿 Yoko | 2006.02.11 11:00
Yokoさん
え~!!、北白川の近くに住んでいたんですか?! それは初耳。同志社をはじめ京都界隈の情報に対するアンテナの感度がいいわけが、少しわかりました。
同志社の建物のいくつかがヴォーリズによるものだ、ということを知っている人は、学生・教職員の中にもほとんどいないと思います(わたしも、よくわかっていませんが・・・)。
投稿 小原 | 2006.02.13 02:30