「暑くて寒い世界の中で」
小原克博 On-Line に、「寒くて暑い世界の中で」(「現代のことば」)(『京都新聞』2007年10月17日、夕刊)を追加しました。
地球温暖化に核の冬や終末期医療を引っかけています。「終わり」との向き合い方をテーマにしています。
核の冬は、一応、過去のこととして書いていますが、核の危機は決して減少していないと思います。先日の国際ワークショップでも、近未来のテロリズムの最大の問題は、テロリストたちが核を手にしたときだ、という話題が出ました。これはきわめて現実的な問題です。
しかし、米国を筆頭に、核不拡散の課題への取り組みは低調で、本来もっとも一生懸命旗振り役を務めなければならない日本は、この分野に関して、十分な国際貢献をしてきたとは到底言えないでしょう。
今、米国の各地で原爆展が開かれています。原爆の悲劇を伝えることは、日本に託された重要な使命の一つです。しかし同時に、その課題をどうやって現代世界の課題、特に核不拡散の問題に接続していくのか、という視点がまだ十分ではないように思います。
地球温暖化だけでなく、核の危機もまた、人類の未来を脅かす進行中の課題であると言えるでしょう。
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