京都・宗教系大学院連合

2008.01.26

第4回「仏教と一神教」研究会

080126  1月25日(金)、佛教大学で以下のように、京都・宗教系大学院連合の第4回「仏教と一神教」研究会が行われました。

◎テーマ:仏教と一神教における救済
◎発表者:
安達俊英(佛教大学)「浄土宗と浄土真宗における救済観の違い」
安永祖堂(花園大学)「仏の慈悲と神の愛」
四戸潤弥(同志社大学)「イスラームにおける救済」
◎コメンテーター:大田利生(龍谷大学)、室寺義仁(高野山大学)
司会者:山極伸之(佛教大学)

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2007.07.30

K-GURS第3回研究会

070730  今日、龍谷大学を会場にして、京都・宗教系大学院連合の研究会が行われました。
 国際交流基金を通じて来日していたテヘラン大学(イラン)のザルバーニ先生をお招きし、「イマームとブッダの比較研究」というタイトルで発表していただきました。
 シーア派イスラームにおけるイマーム理解を中心に話してくださり、大乗仏教の三身論との類比関係を時折織り交ぜていました。

 仏教とイスラームとの対話、比較研究は、まだほとんど手が付けられていない状況であるだけに、今回の研究会は仏教研究者にとっても貴重な機会になったと思います。
 イマームは、単に預言者ムハンマドの後継者であるというだけでなく、超・人間的な側面を含めてシーア派信仰の重要な部分になっていることが、わかりました。
 ただし、イマームの超・人間的な側面は、スンナ派からはかなり否定的に見られていますので、事柄は単純ではありません。

 イマームをどのように理解するかが、現代のアヤトーラとしてのホメイニやハメネイへの忠誠にもつながっていくのではないか、という質問が、コメンテーターの森先生から発せられましたが、これについては明確な返答はありませんでした。
 8月終わり頃まで京都に滞在されますので、いずれ、細かい点についてもお聞きできればと思っています。

 京都・宗教系大学院連合の国際化の第一歩として、今日の研究会は意義があったと言えます。

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2007.03.04

K-GURS公開シンポジウム(3/24)

 

京都・宗教系大学院連合の公開シンポジウムが以下のように予定されています。
 ウリの一つは、下の案内文書で赤字で記したように、K-GURS機関誌『京都・宗教論叢』を先着300名に無料配布するということです。
 いかにも私が言い出しそうな案ですが、ぜひエサにつられてお越しください。(^_^;)

 冗談はさておき、内容的も十分に満足していただけると思います。昨今、自然葬などのように葬儀の形態は多様化していますが、あらためて葬送儀礼の現状や課題を考えてみよう、というのが今回のポイントです。

 山折先生は一見「客寄せパンダ」のように見えるかもしれませんが、いえいえ、葬儀や死の問題については第一人者と言ってよいでしょう。
 多くの方のご来場をお待ちしています。
 当日私は裏方に徹していますが、裏方兼カメラマンとして会場をうろうろしていると思います。

http://kgurs.exblog.jp/5242179/

「京都・宗教系大学院連合」公開シンポジウム

死者を送る

 「京都・宗教系大学院連合」は、大谷大学大学院 文学研究科、高野山大学大学院 文学研究科、種智院大学 仏教学部、同志社大学大学院 神学研究科、花園大学大学院 文学研究科、佛教大学大学院 文学研究科、龍谷大学大学院 文学研究科の7つの大学院・大学および9つの協力団体(研究所・学会)がそのメンバーとなっています。
2006年度より、加盟大学院間の単位互換制度の実施をはじめ、教育や研究の具体的な取り組みを始めています。また、京都に息づく日本の伝統文化・宗教を積極的に国際社会にアピールするために、幅広い研究ネットワークの構築を目指しています。
 本連合の目的や活動を広く知っていただくために、今回、山折哲雄氏を基調講演の講師としてお招きし、「死者を送る」というテーマのもと公開シンポジウム を下記のように企画いたしました。多くの方のご来場をお待ちしています。なお、来場された先着300名様には本連合の機関誌『京都・宗教論叢』創刊号(設 立記念シンポジウムの報告を含む)を贈呈いたします。

講師略歴 山折哲雄
1931年生まれ。岩手県出身。東北大学文学部卒業。東北大学文学部助教授、国立歴史民俗博物館教授、国際日本文化研究センター教授・所長を経て同名誉教授。専門は宗教史、思想史。著書に『ブッダの教え』『死の民俗学』『仏教とは何か』『日本人の霊魂観』など多数。

■日 時:2007年3月24日(土)午後1時~3時30分
■場 所:大谷大学 講堂
■プログラム
・あいさつ:武田龍精(龍谷大学大学院)
・基調講演:山折哲雄
  「死者を送る」
・パネル・ディスカッション
 司会:門脇 健(大谷大学大学院)
 パネリスト
  禅宗の立場から:中尾良信(花園大学)
  イスラームの立場から:中田 考(同志社大学)

※入場無料、事前申込不要

◎ 問い合わせ
京都・宗教系大学院連合 事務局(同志社大学 神学部・神学研究科)
事務局長:小原克博 (同志社大学 神学部・神学研究科 教授)
Tel. 075-251-3343(小原研究室 直通)、E-mail: staff@kgurs.jp、HP: http://www.kgurs.jp

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2006.07.25

K-GURS第1回研究会

060724a 7月24日(月)、京都・宗教系大学院連合による第1回 「仏教と一神教」研究会が行われました。
  高田信良(龍谷大学)、 ロバート・ローズ(大谷大学)、安永祖堂(花園大学)の各先生方が、設立記念シンポジウムでの議論を踏まえながら、宗教間対話の課題と可能性について、それぞれ20分程度の発表をしてくださいました。私は司会を務めました。
 発表後、1時間強のディスカッションの時間を設けました。特に明確なテーマ設定をしているわけではないので、どのような議論になるか少々心配していましたが、活発な意見交換ができたと思います。
060724b  前半の方では、ローズ先生が紹介されたアメリカ仏教界における座禅(meditation)の問題、特に、座禅を「自力」として否定してきた浄土真宗の対応に関心が集まりました。親鸞は「他力」を説いたのであるから、その基本線から逸脱すべきではないという考え方と、中国仏教、日本仏教があるようにアメリカ化されたアメリカ仏教があってもよいのだ、という意見まで多様な見解が披露されました。
 各宗教が現代的コンテキストにおいて、どのように適応していくのかは、今後もこの研究会の課題の一つになりそうです。
 また、宗教間対話ということで、宗教内の対話だけに終始するのではなく、宗教と世俗社会との対話、あるいは宗教と自然科学との対話も必要だ、という意見もありました。
 さらに、大谷大学のマイケル・パイ先生からは、宗教間対話においては、教義と体験の両方を通じた相互理解が必要だということが指摘されました。
 K-GURSの今後の研究や教育のあり方を俯瞰する、よい議論がなされたと思います。
 大学院生も10名強参加していくださいました。これから、大学院生レベルでの研究交流が徐々に展開していくことも期待したいと思っています。

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